HOME > 庁内訓示 > 平成29年12月の朝礼
 ■市長室

庁内訓示

平成29年12月の朝礼

 職員のみなさん、おはようございます。12月1日を迎えました。平成29年もあと1か月を残すのみとなりました。一昨日からは市議会12月定例会も始まり、いよいよ平成30年に向けてのラストスパートの時期に差し掛かってきました。今年の仕事は今年中に終わらせるとともに、日々の事務にもていねいさをお願いします。

 さて、先月は文化祭やボランティアまつり、こにゃん元気市場、湖南三山、みちくさコンパスなどと、地域の行事が目白押しのひと月でした。豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(とよあしはらのちあきながいほあきのみずほのくに)と呼ばれ、水田耕作を国の生業としてきたわが国においては、秋は収穫祭の季節でもあります。11月は23日に新嘗祭も執り行われ、その年の収穫に感謝をする月とされていますが、集団で力をあわせて1年サイクルの仕事を仕上げた結果をみんなで祝うという姿勢は、わが国の民主政治の根幹にも触れることではないかと思います。

 今年は地方自治法施行70周年でした。戦後の神話によれば、アメリカの占領軍によりわが国の民主主義がもたらされたことになっていますが、地方自治法の根底に流れる民主的基調は、大政奉還後に明治天皇が天神地祇に誓約をされた御誓文の精神からもたらされたものです。

 御誓文の第1項は有名な「広く会議を興し、万機公論に決すべし」です。あらゆる重要事項については、公開された議論で決めていくべきであるという精神は、まさに民主政治の原点であり、自由民権運動や大正デモクラシーを経た戦前日本において民主政が花開くもととなりました。

 第2項のいう「上下心を一にして、盛んに経綸を行うべし」は、あらゆる立場の人が協働して政策を行うべきだということですし、第3項の「官武一途庶民に至るまでおのおのその志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す」は、住民福祉の向上という地方自治の目的そのものについて触れているといえます。

 こうしたことを考えると、ことさらに占領下において制定された地方自治法の周年をお祝いしなくてもよいのですが、節目に気持ちを新たにすることは大切であり、とりわけ私たち地方公務員にとっては、民主的統制や法治主義、文書主義などについて振り返るきっかけとするべきでしょう。

 あらゆる立場の人が協働して政策を行う一環として、先月は未来湖南市政策コンテストを開催しました。新しい発想でなかなか面白い提案が並んだと思います。行政においては、基本をしっかり押さえることは当然のこととして、人心が倦まないように前例踏襲ばかりではなく、新しい視点、異なる視点からの議論を常に心がけることが大切です。

 そうした際に求められるのは、想像力やセンスといったものです。とりわけ、関西ではお笑いが盛んであり、想像力やセンスといったものはそうした中から生み出されることが往々にしてありますので、ぜひみなさんもお笑いを通じて想像力やセンスを磨いてみていただきたいとお願いして、今月の朝礼を終わります。

▲このページの一番上へ戻る