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 ■市長室

施政方針・所信表明

平成25年9月市議会定例会閉会あいさつ

平成25年9月20日

 

平成25年9月定例会の閉会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。

 議員のみなさまには、去る9月2日からの長い間慎重審議され、過去に本市を襲った大規模土砂災害である「妙感寺流れ」の記憶を風化させず後世の市民に継承し、災害に対する備えを充実強化し、安全で安心な街づくりを推進することを目的とした「湖南市防災の日を定める条例」をはじめとする条例の制定改正や補正予算、平成24年度決算、人事案件など、提出いたしました議案すべてお認めいただきましたことに心からお礼申し上げます。

 さて、特別警報発令第1号となりました18号台風による惨禍は、本市にも大きな爪痕を残しましたが、残念ながら隣の栗東市ではおひとりが命を落とされました。心からご冥福をお祈りいたしますとともに、被災されたみなさんにお見舞いを申し上げます。

今月15日夜半から16日午前にかけて本市に接近した台風18号は、石部観測所で降り始めからの降雨量が413ミリという驚異的な雨をもたらしました。市といたしましては、15日15時に災害警戒本部の構成員による会議を開いて情報を共有するとともに、16時24分には防災行政無線およびタウンメールで市民に対する警戒情報の周知を行い台風の襲来に備えました。

 18時48分には大雨警報が、21時13分には洪水警報が発令され、続いて21時20分に土砂災害警戒情報が発表されたため、21時12分には湖南市消防団全団に対して水防出動を要請、21時23分には災害警戒本部を設置し、21時30分に市内各まちづくりセンターなどに地区連絡所を開設するとともに、22時10分に市全域に対して避難準備情報を発出しました。その後、市内各所で冠水や床下浸水などが発生し、市職員や消防職団員などにより情報収集および警戒にあたりました。

 16日1時30分には法面崩落の危険性があったため、柑子袋区の7世帯に湖南市として初めての避難勧告を発令、柑子袋まちづくりセンターに避難誘導しました。2時には野洲川横田橋の水位計がはん濫注意水位である2.5メートルを越えましたが、風雨はいったん小康状態となりました。しかし、その後、再度風雨が強まり、5時5分、大雨特別警報が本市に発令され、5時16分にはエリアメールおよびタウンメールで命を守る行動をとるように市民に周知を行いました。

 5時30分、土石流発生の危険性があったため、妙感寺区泉ヶ丘団地の風呂山林道下流域にあたる129世帯に避難勧告を発令、妙感寺多目的集会所も危険が想定されたため、三雲まちづくりセンターを避難先に指定し、避難誘導を行いました。

 6時30分、放生池の堤体が破堤する危険性があったため、その下流域にあたる旧東海道沿いの平松区65世帯に避難勧告を発令しました。このときには落合川の越水によりすでに柑子袋区一帯が冠水していたため、避難先を柑子袋まちづくりセンターから平松保育園に変更指定し、避難誘導を行いました。

 野洲川横田橋観測所の水位が避難判断水位に近づき、早晩到達すると予想されたことから、7時10分に石部北5丁目中島町の10世帯に避難勧告を発令し、避難先を石部防災センターに指定して避難誘導を行いました。また、落合川右岸が破堤し、石部自動車教習所や近隣の工場が浸水し、国道1号が冠水するとともに、とりわけ大宝関西の社員寮には10人が取り残されたため、甲賀広域消防の梯子車による救助を行い、石部防災センターに避難誘導を行いました。

 9時には野洲川横田橋の水位が避難判断水位である3.5メートルを越えたため、野洲川沿岸地区に対して避難勧告を発令しました。避難先として右岸の甲西北中学校および左岸の甲西中学校を指定するとともに、自宅等2階以上への垂直避難も呼びかけたところです。

 その後、台風は東に進み、湖南市にも青空が戻ってきたため、11時10分に災害警戒本部体制を解除して警戒体制に移行しました。滋賀県に出されていた大雨特別警報は11時30分に解除されましたが、発令は市町村ごとに行いながら解除は府県一括であり、しかも11時にはすでに京都府と福井県に出されていた特別警報が解除されていたにもかかわらず、両府県の間にある滋賀県の警報解除だけ遅れたことは、個別地域の回復した気象状況と照らし合わせたときに、ただちに命を守る行動をとることを要請する特別警報としての信頼性を低下させたのではないかと考えます。

 市内の主な被災状況としては、人的被害がなかったことは幸いでしたが、建物被害としては、少なくとも床上浸水が1件、床下浸水が3件、さらには宅地石垣の崩壊が1件ありました。河川に関しては過去から滋賀県に早期改修を求めてきた天井河川である落合川で破堤し流域が浸水したほか、宮川をはじめ複数河川で護岸が崩壊しました。道路に関しては、市道宮川線が宮川の護岸崩壊に伴い路肩が崩落し通行止め、市道旧東海道線が落合川の護岸崩壊に伴い市道岡山団地1号線との交差点で路盤が崩落し通行止め、市道今井線が落合川の護岸崩壊に伴う路面の崩壊により通行止め、市道針東寺線が道路崩壊により通行止め、市道菩提寺団地43号線が宅地石垣崩壊のため通行止め、市道城山団地1号線が法面の崩れに伴い通行止め、市道梅影町104号線が法面崩壊に伴い通行止めなどとしております。都市公園に関しては、野洲川親水公園が水没して大きな被害を生じたのをはじめ、4か所で倒木、2か所で法面の崩れがありました。農業関係では、平松区の放生池の堤体が一部崩壊したのをはじめ、市内の広範囲の地域で農地にはん濫した河川などから土砂が流入したり、農地や農道の法面が崩壊したりしております。林業関係では、雨山運動公園内で林地が複数個所で大きく崩壊して林道とともに流出しましたが、さらに妙感寺滝谷林道をはじめ林道の崩壊はいまだすべての被害を把握することができておりません。上下水道関係では、市道針東寺線の崩壊に伴い上下水道本管も崩落するとともに、落合川橋付近の路盤崩壊により上水道管が露出しています。学校関係では、雨山の林地崩壊に伴い石部中学校の敷地内に土砂や泥流が流入するとともに、下田小学校のグラウンド法面の崩壊がありました。

 今回の風水害は、本市内では野洲川の南側に被害を集中させました。今後、被害状況は調査が進むに従い広がってくることが予想されますが、国や県と連携しながら、復旧に努めてまいりたいと考えております。また、今回の災害をひとつの教訓として、現在策定作業を進めております地域防災計画の改定に反映してまいります。さらには、早期から市内でボランティア活動が展開されましたことに心から感謝を申し上げます。

 さて、今議会は現任期の議員のみなさんとしては最後の定例会です。4年間、市民全体の福祉の向上と湖南市の発展をめざして私心を排し前向きでド真剣な議論によりご貢献をいただきましたことに、市民を代表して心からお礼申し上げます。また、今期を最後に引退される議員の皆さまには長い間大変お疲れさまでした。これまでのご功績に心から敬意を表しますとともに、今後のご健勝をお祈り申し上げます。さらに森議長には2年間にわたり議長の重責を担われましたこと、大変ご苦労様でした。

 むすびにあたり、議員の皆さまをはじめ市民の皆さまのご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、9月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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