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 ■市長室

施政方針・所信表明

平成23年12月議会定例会開会あいさつ

平成23年11月29日

 

皆さん、おはようございます。平成23年12月定例会の招集にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員の皆さんには市政の運営にご理解とご協力をいただいておりますことをまずもってお礼申し上げます。

 

 12月定例会は、9月の決算議会と3月の予算議会に挟まれた議会ですが、条例の制定、改正や補正予算の審議などの各種案件についてご提案申し上げ、審議をいただくことになります。それに先立ちまして、本日までの行政報告をさせていただきます。

 

 まずは、千年に一度といわれる深刻な被害を出した東日本大震災関係では、ようやく11月21日に本格復興策を柱とする政府の平成23年度第3次補正予算が成立いたしました。総額12兆1,025億円の補正予算については、菅前総理大臣の居座りで提出が遅れたのに加え、野田総理大臣の外交日程が立て込み成立がずれ込んだものですが、極めて遅きに失していると言えます。しかし、この補正予算には特例措置が広範に取り入れられておりますので、基礎自治体の創意工夫で早期の復興につなげていけるように心から期待しております。また、本市は長らく福島県富岡町を支援してまいりましたが、一旦、体制を立て直しているところでございます。富岡町から再び支援の要請がまいりましたら、引き続き支援を続けてまいる所存です。

 

 次に、総理大臣の外交日程と歩調を合わせるように世論を沸かせておりますTPP(環太平洋経済連携協定)ですが、野田総理大臣は国内議論が不十分なまま、ハワイで開催されたAPECの場で、オバマ・アメリカ大統領に協議入りの意向を伝えました。TPPは単なる関税障壁の撤廃ではなく、医療や食品安全、著作権、土地取引や公共投資など、国民生活に広範に影響のある非関税障壁の撤廃を目指しており、事実関係を国民に知らせないままの交渉入りは非常に危険を伴います。実質的な日米FTAであるTPPに日本がどれだけの交渉力を発揮できるかについては疑問符が付くのではないかと考えております。

 

 また、社会保障と税の一体改革については、現在改革案が取りまとめられつつありますが、7月1日に閣議決定されました社会保障・税一体改革成案によれば、社会保障給付に関する公費負担費用は消費税収を主要財源とするとともに、消費税収は社会保障四経費に充当し、2015年度の所要額を約2.7兆円と試算した上で、2010年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げるとしております。しかし、全国市長会としては、政府の考える社会保障の中に地方単独事業が含まれていないことを指摘し、この合計が6.2兆円に上ることを総務省が11月10日に公表しました。今後、一括交付金を含め、民主党が1丁目1番地と唱えてきた地域主権改革がどこまで進むのかの注目とともに、現実的には平成24年度政府予算編成において、子ども手当に関する小宮山厚生労働大臣による一方的な地方負担の導入宣言や、税制改正で自動車車体課税と固定資産税において全国的に1兆円以上の減収になる可能性があり、注意が必要となってまいります。

 

市内の動きに目を転じますと、まず、11月2日には議会臨時会を招集し、補正予算などを審議いただきますとともに、議会役員人事が行われました。また、11月13日には市政功労表彰式を挙行し、自治活動やまちづくり活動に尽力いただいた人あるいは団体を表彰いたしました。11月17日には旧甲西町から通算8年半務めた奥村教育長が退任いたしました。

 

次に、安心安全関係では、9月4日に本市と甲賀市を会場として予定されていました滋賀県総合防災訓練は台風12号の接近により中止となりましたが、この台風は紀伊半島南部に大きな爪痕を残しました。また、10月3日には石部西地区で建物2軒を全焼する火災が発生いたしましたが、16日には石部学区まちづくり協議会が防災訓練を実施しております。10月19日には、8月の鳥取県北栄町に続き、北海道比布町とも災害時相互応援協定を締結してまいりましたし、11月27日には第28回オウム真理教抗議集会が甲西文化ホールで開催されております。

 

道路関係では、9月11日には地域高規格道路甲賀湖南道路いわゆる国道1号バイパスの石部大橋側道橋が開通し、長年の悲願であった石部口交差点の渋滞が一定解消されたのは喜ばしいことでした。また、現在会長職をお預かりしております大津湖南地域幹線道路整備促進協議会と地域高規格道路甲賀湖南道路整備促進期成同盟会の合同で、10月13日には中央要望を、11月22日には近畿要望を行い、道路のネットワークによる整備の必要性を国ならびに県関係者に訴えてまいりました。さらに、10月11日には野洲・湖南・竜王総合調整協議会として3市町境の県道の広域整備についての要望を県に行っております。

 

同じく交通について、草津線複線化関係では、10月1日にはJR甲西駅開業30周年記念式典を挙行しましたが、その際にはJR西日本の二階堂京都支社長から駅のバリアフリー化を進めるための協議に入っているという力強い言葉をいただきました。また、昨11月28日には草津線複線化促進期成同盟会としてJR西日本京都支社に要望活動を行いました。

 

多文化共生関係では、11月7日から8日にかけて長野県飯田市で外国人集住都市会議2011いいだ会議が開催されて参加しましたが、今後の在住外国人の動向については、集住から分散の傾向となり、南米系中心から多国籍化し、新たな局面を迎えることとなってまいります。また、11月14日から15日にかけては、アメリカ・ミシガン州から友好親善使節として滋賀県を訪れた訪問団長のゲイリー・コングルトンさんが本市と児童絵画の交流を行っているセント・ジョーンズ市のかたであり、本市を表敬訪問しました。なお、現在、市といたしましては(仮称)多文化共生社会推進プランを策定中です。

 

緑の分権改革の関係では、9月22日にこにゃん支え合いプロジェクト推進協議会が発足し、緑の分権改革に取り組み始めました。10月17日から18日には札幌市で開かれました緑の分権改革全国市町村長サミットに参加しましたが、地域資源を活用して地域の価値を高める取り組みに遅れないようにしなければならないと感じました。とりわけ、エネルギー分野で取り組むことが大切であり、本市の取り組みとしての環境と福祉のコラボについては11月15日に行われた総務省の委員によります現地アドバイスでも高い評価をいただきました。この一環として、10月28日には湖南市観光物産協会が、観光物販施設であるこなんマルシェをオープンしておりますし、その建物をはじめ、市内3か所で市民共同太陽光発電の実証実験を展開し、11月12日から30日の期間でアールブリュット展覧会を開催するとともに、11月26日にはじゅらくの里において再生蝋燭であるグリーンキャンドルによるキャンドルナイトを実施しております。

 

スポーツ関係では、9月10日には市内各中学校で、17日から23日にかけては小学校で運動会が実施され、25日には市民スポーツカーニバルが開催されました。また、9月10日には湖南市グラウンドゴルフ大会が、10月2日から11月6日にかけては市内各区の運動会やスポーツ大会、ソフトボール大会などが開催されております。また、特筆すべきこととして、11月6日には湖南市出身の山仲慎介選手がボクシングのWBC世界バンタム級チャンピオンに輝いており、現在、市民栄誉賞の授賞準備を行っております。

 

福祉医療関係ですが、医療分野では、9月8日には国保直診トップセミナーが、10月30日には滋賀県国保医療地域学会がそれぞれ大津市で開かれております。11月5日には、市内の医師連絡調整会議を開催し、11月11日から12日にかけては高知市で全国国保地域医療学会が開かれ、開設者委員会ではTPPについての議論を行いました。高齢者福祉の分野では、9月10日から24日にかけて市内各区において敬老会が開催されました。また、10月15日には老人クラブ大会が甲西文化ホールで盛大に挙行されますとともに、11月10日には湖南市老人クラブグラウンドゴルフ大会が開催されております。障がい福祉分野では、10月15日に一麦寮の50周年、翌16日には社会福祉法人オープンスペースれが〜との10周年記念式典がそれぞれ挙行されますとともに、11月12日には財団法人糸賀一雄記念財団が主催する糸賀一雄記念賞授賞式が行われております。児童福祉・教育分野では、10月14日には児童虐待を防止するオレンジリボンキャンペーンでキャラバン隊が来庁しますとともに、11月18日には湖南市青年集会が開催され、19日には淡海生涯学習カレッジ湖南校の閉校式が行われ、修了者37名に修了証書が手渡されました。また、11月22日には湖南市少年センターが滋賀県薬物乱用対策推進本部から表彰され、さらに23日には第8回青少年育成大会が開催されました。

 

産業関係では、10月25日に西寺生産森林組合とカルビー株式会社が琵琶湖森林づくりパートナー協定を締結いたしました。また同じ日に名古屋市ではびわこ立地フォーラムが開かれました。10月19日から21日までは長浜市でびわ湖環境ビジネスメッセが開催され、市内から11社が参加しております。11月18日には株式会社サイネックスと市民生活ガイドを民間資金で発行するための協定を結びました。

 

 文化関係、観光関係では、10月8日に善水寺で千灯会が、9日に吉御子神社でくれないコンサートが実施されますとともに、10月22日には東海道石部宿まつり・楽市楽座と健康まつりが開催されましたが、同時開催として初めてB級グルメ大会が実施され、大勢の来客でにぎわいました。このB級グルメ大会も緑の分権改革の一環です。10月23日から、各地域のまちづくりセンターでふれあいまつりが開催されましたし、11月4日から6日には湖南市文化祭が挙行されました。11月7日には湖南市観光物産協会によるこわん市長選挙が開票され、初代こわん市長に中央在住のゴン氏(10)が当選し、9日に当選証書授与式が行われましたが、さっそくこにゃん市のぎん市長とともに本市の観光振興にボランティアで力をお借りしております。また、11月12日から明日まで湖南三山の一斉公開が行われておりますし、22日には北栄町から文化団体連絡協議会が来訪されますとともに、23日には第5回三雲城址戦国のろしと東海道ウォークが北栄町のてくてくクラブをはじめ市内外からの大勢の参加のもとで盛大に開催されました。

 

 また、そのほか市内の動きといたしましては、10月15日には天保義民祭が挙行されましたし、10月27日には菩提寺地先に市内8か所目となる税の広告塔が水口納税協会などにより設置されました。11月13日には湖南ロータリークラブ主催で腰塚勇人氏によります「いのちの授業」が開催されております。

 一方、対外的な関係につきましては、まず、全国市長会関係としては、9月26日と11月16日には社会文教委員会・子ども子育て新システム検討部会の合同会議があり、具体的な子ども・子育て新システムの制度設計について議論してまいりました。また、11月16日には市長フォーラムに出席し、社会保障と税の一体改革についての議論を行うとともに、11月17日には理事・評議員合同会議に出席し、国が一方的に進めようとしているこども手当への地方負担に事務返上を辞さずとの気構えで交渉するようにと執行部を激励しました。

 

次に近畿市長会関係としては、10月21日に宝塚市において秋の総会があり、中央要望が審議されましたが、その際に震災がれきの受け入れについて、放射性物質の処理については東京電力の責任で実施することと最終的には国が責任を負うべきである旨が欠けておりましたのでその点を指摘し、このことは11月17日の全国市長会理事・評議員合同会議で議決されました要望書に盛り込まれました。

 

滋賀県市長会としては、10月3日には滋賀県に対して最重点要望項目5項目を含む89項目の要望をいたしました。11月8日の滋賀県自治創造会議には欠席いたしましたが、この要望に対する回答に関して、関西広域連合のあり方や重症心身障がい児者の支援などについて議論となりました。続く10日の県市行政会議でもさまざまな事案が協議の対象に上げられましたが、重症心身障がい児者の問題で紛糾しました。この点については、湖南市としては施策の拡大ととらえており、積極的に滋賀県の取り組みを支援することとしております。また、県市行政会議においてはTPPについても議論をいたしました。

 

そのほかの対外関係では、10月4日および11月24日には甲賀広域行政組合議会および公立甲賀病院組合議会がそれぞれ開催されましたし、10月27日には滋賀県自治会館管理組合議会、11月25日には滋賀県後期高齢者医療広域連合議会が開催されております。また、10月2日には栗東市政10周年記念式典が、5日には彦根市政75周年記念式典が挙行されています。さらには、10月14日には南部用水受水市連絡協議会として滋賀県企業庁に水道水の安全、安定、安価な供給について要望活動を行いました。

 

以上、9月定例会開会後の行政報告といたしますが、今議会には、条例制定及び改正、補正予算、契約の締結などをご提案してまいります。慎重にご審議をいただきますようお願いを申し上げまして、招集にあたりましてのごあいさつといたします。

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