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 ■市長室

庁内訓示

3月朝礼

平成23年3月1日


職員の皆さん、おはようございます。今日から3月、いよいよ平成22年度も年度末を迎えることになりますが、年度内に終えなければならない仕事は早めに切りをつけ、転出入や異動に伴う事務にも怠りがないようにしておいてください。


さて、「お役所的」という言葉には、頑固で杓子定規、そして冷たい対応というような印象を持つ人も多いのではないかと思います。最近では、民間的発想が大切であるとか、スピード感をもった対応というようなことが、役所に求められることが多くなってきました。


それに加えて、「新しい公共」という考え方とともに、地域の方たちと連携協力しての仕事というものも重要な役所の使命の一つとなっています。公務員も地域に飛び出し、市民の皆さんの一般常識を常識と捉えることが大事であるというのが、社会の大きな流れであることは、日々肌で感じていただいていると思います。


そうした場合、当然、接遇は基本中の基本、市民の皆さんに不快に思われるような言動をするというのは、公務員としての初歩の初歩ができていないことになりますし、対話をするという場合においても、一つの自説に凝り固まり、相手との間合いを詰めないということでは、交渉ごとが務まるかどうかというどころか、その前に社会性が不十分であるとすらいえます。接遇と対話能力をさらに磨くように努めてください。


ところが、こうした公務員にとって応用編ともいえる対人関係は、実はしっかりした法律知識とリーガルマインドといわれる法律の適用に必要とされる柔軟で的確な判断能力に裏打ちされなければ、一生懸命話をしていても、相手からみれば、思いつきで適当なことを言う、単なるいい加減な人間という評価になってしまう可能性があります。


公務員は、法の公正かつ適切な執行者でなければならず、そうであるなら、力の源泉である法的枠組みと背景、その具体的かつ数値的なデータを、自分でしっかりと把握しておく必要があります。


これまでのような中央集権的な時代においては、そうしたものは国や県から示されてきて、市の現場ではそれを丸暗記して、またはアンチョコを横に置いて市民に対応していればよかったのですが、地方分権が現実のものとなってきた現在においては、自分たちで自分たちの立ち位置を常に確認し続けなければなりません。そのためには、日常的に交わす会話にも常に根拠が必要とされてきます。


市役所が言っただけでは信じられず、県庁や国に聞かないと正しいかどうかわからない、などと言われることはとても悔しいことだと思わなければなりません。団塊の世代で高度成長の荒波を潜ってきた市民の皆さんが企業をリタイアし、地域で活躍するようになり、市役所に対する期待も見方も厳しいものとなりました。職場において、地域において、さまざまな発言や行動を起こすときには、必ずしっかりと根拠法令や状況判断、数値などを押さえ、データで勝負をするようにしてください。


尊敬される湖南市役所づくりに一歩ずつ確実に取り組んでいただくようお願いし、今月の朝礼を終わります。


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