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平成22年6月25日
本日は、滋賀県防衛協会湖南支部の平成22年度定期総会が開催されましたことに対し、一言お祝いのごあいさつを申し上げます。
防衛協会湖南支部の皆様におかれましては、常日頃、陸海空自衛隊の激励および慰問、退職隊員の就職斡旋をはじめとして、自衛隊の諸行事に参加され隊員との親睦を図るとともに、日本の平和と防衛思想の普及ならびに隊員の健全な育成に数々のご尽力を賜り、心より敬意を表する次第でございます。

さて、本当は観るつもりがありませんでしたが、今朝は本田が1点目を叩きだしたニュース速報で目が覚めまして、結局日本がデンマークを3対1で破るまで観ておりまして、さあ次は29日のパラグアイ戦だと、寝不足の頭を抱えております。
先週の「たかじんのそこまで言って委員会」では、ワールドカップにちなみ、自衛隊の戦力について、フォワードの航空自衛隊、ミッドフィルダーの海上自衛隊、ディフェンダーの陸上自衛隊というようにわかりやすく解説をしておりましたが、本日は、その自衛隊の前身となります警察予備隊が創設されるきっかけとなりました朝鮮戦争が、北朝鮮の奇襲南下によって38度線を破って開始された昭和25年6月25日から、ちょうど還暦となります60年目にあたる日でございます。
朝鮮戦争は、米ソ冷戦体制下におけるホットウォーでありましたが、その冷戦が終結して20年以上が経過したにもかかわらず、未だに真の平和が到来していないのが実情であると申せます。
ソビエト連邦の崩壊を予言した小室直樹博士は、冷戦終結によりテロ国家への核拡散の危険性も唱えておりましたが、2001年9月11日の米国同時多発テロの発生は、安全保障分野が新たな局面を迎えたことを表しており、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、国際テロの活動等新たな脅威や平和と安全に影響を与える多様な事態への対応が、我が国を含めた国際社会の差し迫った課題となっております。
現在の我が国を取り巻く情勢も騒がしくなっており、本格的な侵略事態に備えつつ、弾道ミサイル、ゲリラ・特殊部隊による攻撃、大規模災害といった新たな脅威や多様な事態に実効的に対応するとともに、国際平和協力活動に主体的かつ積極的に取り組むことが必要であります。
自衛官にとりまして、国防という本来任務と併せ、その使命は重くなる一方でありますが、そのもとで任務に従事している自衛隊の活動については、頻発する国際テロや自然災害を前に、国における適切な防衛政策とともに、国民の防衛に対する深い理解と協力が不可欠であり、私たちはお互いが防衛問題に関心を持つとともに、国の防衛に精励している自衛隊と緊密に協力していく必要があると考えております。
防衛について自ら考え、その意識を広めるためのこの間の活動は、国際情勢が変化し、我が国に対しても具体的な脅威が想定されるようになった今、ますます重要な意義を帯び、自助・共助の活動を通して、将来に向けた新しい地域づくり、まちづくりに取り組むことが大切だと考えております。
これからのまちづくりは、市民と議会と行政とが一心同体となって物事を考え取り組んでいかなければなりません。自分のこと、自分たちのことだけを主張して責任は他人になすりつけるのではなく、ひとりひとりがルールを理解し、ルールにのっとった健全な議論を重ね、自主自立を貫いていくことこそ、お互いを尊重しあい、安定したまちづくりに繋がり、ひいては国の守りの基となるものと確信しております。
そして、自衛官の使命達成に不可欠なものは、国民各層の応援であります。「自分の国は自分たちで守る」という気概を示す手段のひとつが、防衛協会湖南支部の存在であると考えております。
防衛協会湖南支部におかれましては、滋賀地方協力本部と協力して、今後とも市民に向けて自衛隊の重要性に対する啓発と国土防衛意識の高揚を図るための様々な活動にお取り組みいただくことを期待いたします。
終わりになりましたが、防衛協会湖南支部のますますのご発展とご活躍、そして本日ご出席いただいた皆様のご健勝を祈念いたしますとともに、これからのまちづくりにさらに力強いご支援とご協力をお願いして、お祝いのことばといたします。
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